続き

シドニーでもうひとつしたことといえば、ポール、私、詠美が美容院へ行ったことです。私と詠美は日本人経営のところへ、ポールは中国人経営のところへ。高かった。

はんなとポールは「マダガスカル」の映画も見に行きました。その間、私と詠美は別な街を散歩していたんだけれど、最後の方はどちらも「詠美がいないとさびしい」「はんながいないとつまんない」ということに・・・。最近、ちょっと怖いぐらい二人はひっついていて共存しているのよね。

空いた時間にはおばあちゃんのお部屋に行ってマージャンパイで遊ばしてもらってた。

IKEAという家具屋さんにいけたのも収穫だ。安いし豊富な品揃え。歩き回ってすっごく疲れたけれど、欲しいものが手に入って満足である。

ほぼ毎日外食。しかも中華。はんな曰く「シドニーもオーストラリア???」・・・というぐらいアジア人が多いです。めっちゃ多い。
私でさえ時々ここは香港?と錯覚するぐらいアジア化してます。特にノースシドニーね。食べ物はですから、とても美味しい。たまに来られるのは幸せだ。

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5泊した後、シドニーから2時間ほど北上したポートスティーブンスという海の町に泊まりに行った。シドニーからその街までの海岸線200キロあまりはセントラルコースト呼ばれる割合都会に近い観光地である。言ってみれば伊豆のような所。素晴らしい景色なので、一帯はず〜〜〜と別荘が建っている。野生のペリカンが沢山いた。
ポートスティーブンス自体はオフシーズンということで閑散としていたが、やっぱり海岸がきれいだ、砂がキュっと鳴く。
ボーと海を見ながら考えた。オーストラリアに来たんだから、詠美が10歳になったら二人でサーフィンを習おう。これから2年間、彼女には水泳を習ってもらって、泳げるようになったらサーフィンだ。
だって、ここの海、波がちょっとでも皆適当に波乗りしてる。なんだか簡単そう。
ジーさんも、子供もやってる。冬なのに・・・。
深刻な顔でそんなことを考えていたら、ポールが笑いやがった〜。
いつも夢見るだけで何もしないからな、私は。
つくばにいるとき、オーストラリアに行ったらゴルフを習うといっていたのに、全くやっていないし・・・。

とにかく、のんびりと海の町で過ごしました。ちなみに私たちが泊まったところのすぐそばにはヌードビーチがありました。ポールは一瞬焦ったが「冬だから心配ないね。寒くてヌードになる人はいないだろう」。
こちらにはまだまだヒッピー的な生活をしている人々が海の近くには沢山いるようです。以前私の友達も海岸でイキナリ真っ裸の家族に出会ってびっくりしたといっていた。

そして、16日、やってきた山道を戻り我が家へ戻ってきた。山の上の方へ来たら車のまどが曇ってきたので、外の気温が低くなったのがわかった。車を降りたら気温がぐ〜〜んと寒くて、やっぱりARMIDALEなのだ、と実感。

ああ、やっぱコーストはいいな、気候が。

でも、今回の旅でまたしても私は自己満足な結論を出す。アーミデールに住んで良かった。こんなに豪州らしい街で生活できるのは外国人にとって貴重である。それに、寒いから精神がピリっと引き締まるではないか。ハハハ。