アーミデールに来てからまもなく、日本人(というか韓国系日本人)のWHさんからピアノを習い始めた詠美。
途中、先生の二回の出産や、私たちの里帰りなどがあり、休んだり、再開したり、一時期はピアノの練習につまずいてちょっと止めてみたり、そんなことをして、今まで続けてきました。
ピアノの練習は気が乗らないこともあったけれど、「先生を替えようか?」と聞いても、いつも「絶対にWH先生がいい!」と言い続けてきた彼女。
日本語でおしゃべりできるのも楽しかったんだよね。
(かくいう私もいっつもつるんでおしゃべりを楽しませてもらっているんだけど)
基本的に、詠美は不器用。右と左が別な動きをしなければいけないとか、ちょっと難しいリズムとかがあると、すぐうまくできなくなってしまいます。
先生もそれに気づいてくれて?彼女が好きな曲をなるべく弾かせてくれています。
今回の発表会ではブルグミューラーのバラードを弾きました。日本人なら一度はブルグミューラー弾いたことあるよねえ。懐かしい曲です。
私自身、ピアノのレッスンが嫌いで、結局ブルグミューラーが終わってしばらくしてやめてしまいました。それは中学一年生だったころ。
詠美は反対に、「これからも続ける!」そうです。良かった。ピアノが(WH先生が?)好きなんだね。
発表会で特に微笑ましかったのが、、、、
今年初めて発表会に出る3人の小さな子たちがいたのですが、その子たちが弾き終わるたびに周りの子供たちが(詠美含む)
「良く弾けたね!」「well done!」
と次々に(本気で)ほめてあげていたところ。
まじめに詠美なんか「Cちゃん、ほんとに上手だったよね」「Mちゃんも良く弾けたね」「Sクンもすごいね」と感嘆。
オーストラリアの褒め上手カルチャーの良い面を見た気がします。
日本人なんかは、「難しい曲を弾いた」とか「間違えずに弾けた」とかに価値を置くから、間違った子とか簡単な曲を弾いた子にはお世辞ていどの褒め言葉しか出てこない気がする。
私も見習わなくては。
私なんて「詠美上手に弾いてたね」なんて褒められたら、「いやー何ヶ月も練習してたから、当然ですよ」なんて言ってしまう・・・イケナイ親代表です!
WH先生、この調子で、心温かくなる、子供たちのピアノ発表会、また楽しみにしております。