面白がってたりして

最近、はんながしきりに「鼻にピアスをしたい」と言います。
アトピーがある彼女には耳のピアスさえさせていなかったので、それはどうかな、と思って反対していたのですが、
彼女にとって、ファッションは人生の中の大事な部分であり、アイデンティティーでもありますから、
やたらめったら反対はしたくはないな、と思い始めました。


私自分がピアスをしようと決めたのは小学校の時。それはファッションというよりは日本の「画一的な」考え方に反抗するためでした。
ある日、小学校にブラジルからの帰国子女の双子が入ってきました。日本語も危うかったから長い赴任だったのでしょう。
女の子たちは小さなピアスをしていました。
ところが、それを見た他の子たちが、その双子の子をいじめ始めたのです。「ピアスなんてしてだめなんだー!」とか。
学年も離れていたため、自分が関わるという機会はなかったのですが、それを聞いた時、
「絶対ピアスしてやる!と心に決めたのです。
ピアスするぐらいでいじめるなんて、そんな狭い考えの日本の風潮が本当に嫌だな、と思ったからです。



そんなきっかけがあったことすらすっかり忘れていました。
思い出したのは、Facebookでピアスについてつぶやいたら、トモダチたちから結構な反応があって、人それぞれの哲学がかいま見れたからです。
出身地や年齢でもずいぶん違うものです。



私ははんなに、世間体が悪いからやめろとは多分言いません。
ただ衛生面とか体にとって悪かったら良くないなとおもうだけ。
本当は彼女の奇抜なファッションセンス、応援したいぐらいなんです。



はんな曰く「炎症がおこったりしても自分のせいだから、それは自分でなんとかする。」
とまで言います。


彼女の周りには私たちのような、堅物?のクリスチャンもいれば、ヒッピーの親に育てられている自由な思想の元で育てられたトモダチも沢山います。
はんななりの思想を今養っているように見えます。


また、学校で頭脳明晰なグループの子たちが学校の型に入りきれなくて、いわゆる「問題児」として存在しますが、その子たちは有り余るエネルギーをどうしていいのかわからないのか、奇抜な格好で奇抜なことをしまくります。
私のところで日本語を習っている女の子も今は髪を真っ白に染めています。前は坊主にしてたし。
でも、日本語はちょっと教えるだけでどんどん理解します。



そんなこんなで、ちょっと奇抜な行動やファッションをする子たちを私はちょっと面白がってみていたりするのです。