卒業式

今日は、アーミデールでの十本の指に入るような、素晴らしい天気でした。暑すぎず、寒すぎず、明るく晴れ渡る空。
そんな中、大学で卒業式が行われました。こちらの大学は一年を通して二度ほど卒業式が行われます。(前期であれ後期であれ自分の単位が終わったところで卒業できます)
今日は秋の卒業式。


この卒業式に、シドニー近くに住む、ポールの学生ディオンが参加。
以前にも日記に記録しておいたが、その学生は重度の筋ジストロフィー。24時間態勢でケアラーがついて、様々なお世話をしてもらっています。ですから、アーミデールに来るにはご両親の他にケアラーも同行。
大きなバンには彼の機器類が大量に積まれているので、車は3人しかのれません。乗り切れなかったお父さんは別の車を運転。
本当に来るだけで大変。
しかし、彼は卒業できただけではなく、優秀な学生に贈られるメダルももらいました。今日の式では2人だけ授与されました。
なんと誇らしいことでしょう!
ちなみに、彼は本当に優秀なので、現在は博士課程に進んでいます。


ポールともう一人の担当の先生セドリックとで彼のお祝いをしました。


セドリックの奥さんはシモン(二人ともブラジルから来ました)という方で、じつは彼らの息子さんも自閉症
シモンはディオンのお母さんと意気投合して、今回の卒業を本当に喜んでいました。
お母さんはジョークばっかり言う面白いおばさんでしたが、ものすごい大変な道を通られた、ということを少し伺いました。
オーストラリアも昔は障害のある子供たちにまったく理解がなく、学校さえ行かせてもらえないほどだったとか。
ディオンはみた感じ、本当に障害が重いので、医者も先生もどうせ学問は必要ないだろう、みたいな態度だったらしいです。


なのに、今日の卒業式! どんだけお母さんはうれしかったことか。シモンだって、ものすごく励まされたに違いありません。


☆☆☆



で、シモンとセドリックのお宅でパーティーだったのですが、、、、彼らの家がまた、スッバラしい。


「オールドビショップコート」住んでいます。 昔はビショップが一人で住んでいたお屋敷ですが、今では4戸のアパートになっています。



由緒ある建物なので、国の遺産に指定されているため、改築などは規制が沢山あるけれど、歴史を感じさせる素晴らしい庭園と林に囲まれて、本当にすてき。


あんまり、私が感心するものだから、シモンに「アパートのあと二戸が売りに出ているから、買ったら?」と勧められた。
すてきなのーーー。
高いけど、あんな家、私のあこがれです。天井が高いというのは、なんともエレガント。
自分の家に帰って来たら、天井が低くて、息苦しい、、、思い込み過ぎ、、、。



そんなすてきな彼らのお家、明日も別なパーティーがあって伺うことになっています。
最初は、え、二日連チャンで?大丈夫かな?と心配でしたが、
あんなに素敵な家だったら、年中パーティーしたくなるよね。