3月25日
幼稚園
 午後P&Gで恵文を幼稚園に迎えに行きました。ちょうどtea time。先生がどうぞ見てくださいというので部屋に入ってみると、テーブルに4−5人ずつ座って賑やかに食べている。遠くに座っていた恵文は家に帰るのが嬉しくて、すべてをなげうって飛んできた。入口近くの小さな男の子がGonGに向かって「My name is なんとか」というと、まわりのみんなも「My name is ...」とわいわい自己紹介が始まる。騒ぎの中でその子がこんどは「What s your name?」と聞くので、「Evan s grandpa」というとみんなで「ギャハハ」と大笑い。さらに「What age?」ときたので、「One hundred!」というとまた「ギャハハ」と大喜び。意味がわかっているのかどうか、怪しいものだが、なんだか面白いらしい。先生たちもゲラゲラ喜んでいる。
コンサート
 夕方大学で無料演奏会があるというのでP&Gで見物に行きました。700人は入ろうという立派な講堂に30人足らずの聴衆。ショパンシューマンの100年祭と称して、バイオリン1曲と、あとは6人が次々に出てきてピアノ演奏でした。いずれも先生とか近所の音楽愛好者らしいのですが、後半の演奏者はなかなか上手と思われました。最後の名人級の男の人は音楽は素人で本職小児科医だそうです。医者の腕はいいが、ぶっきらぼうなので親の評判はいまいちだそうです。

魚屋
 ここは内陸ですが、ときどき魚屋のトラックがの中心街のガソリンスタンドに店開きします。P&Gで行って、電子辞書を引き引きReef sharkというのを買ってきました。Sharkという名の通りサメの一種らしいが味は魚風でなかなか美味しかった。
詠美が打身
 詠美が学校の自転車こぎ機械みたいなもので足を挟まれて足の甲を打ってしまった。となりのケン爺さんの杖を借りてビッコ引いて歩いています。家の中ではめんどくさいので片足で跳んで歩いている。恵文がまねして両足でぴょンぴょン跳ねてついて歩いている。

3月26日
Tamworth

 キョウコの運転でP&Gと恵文で南西へ約100キロ、この地域第一の「大都会」Tamworthに行きました。Armidaleよりもひとまわり大きな商店街の並木道を歩き、Irish lunchを食べ、ちょっと品数の多そうな店で買物して帰りました。地味なアーミデールと違ってちょっと現代風のところもあり、音楽をガンガン鳴らした若者の車なども通る。黒めがねの女性が運転中に調子に乗って路上に止まって運転席で踊りだし、後ろの車を困らせる風景もありました。これだけ大きい町でも、ほとんどの建物が平屋なのはさすが地面の豊富な国柄です。往復の光景は牧場また牧場で、牛、羊のほかエミュー1羽、アルパカ1匹を見ました。国道脇の黄色く紅葉した木がきれいだった。
 実は1日1本ある電車で行きたかったのですが、室内冷房がきつくて風邪を再発するのではないかと恐れて残念ながらあきらめたのです。  (G)

3月27日
ラムパーティ
 ジョシュとミチエさんの家に招待されてラム肉のランチをご馳走になりました。車で5分くらいの近所なのに雰囲気が違い、まるで森の中に入り込んだよう。広い敷地にガラス張りの広い家があり、裏庭は手作りの石垣、手作りの仕事部屋、果樹と野菜(予定)の庭になっており、さらに奥はやぶみたいで、全体がはるかに高い樹に囲まれている。隣は牧場。ジョシュの仕事は自家製の事務室でコンピュータを扱ってなにやらやっているらしい。しかし、もともと牧場をやっている両親の息子だけに、庭の作業は全部自分でできる。両親の牧場(3年前に訪問して羊集めの作業を見せてもらった)で見つけてきた自然石を並べて築いた石垣が大作だ。
 ラムは新鮮でさっぱりしていて、Popoも羊肉を見直しました。ミチエさんのケーキは街の甘すぎのケーキと違ってとても美味しかった。日陰で飲むビールもよかった。
 恵文とレオナルドはおもちゃを取り合いながらも、けっこう楽しく遊んでいた。  (G)


下の写真は帰り道に高台から見た街の遠景。いかにも丘陵地帯の田園都市というのどかな感じが写真に出ているかどうか。