A Little Night Music

学校の行事は必修以外はあまり積極的に参加しない私たちですが、
はんながしきりに「でたい!」というので、この行事に出てきました。


これは、資金集めのコンサートです。
入場の際、学校の音楽関係の費用への寄付というかたちでお金を払います。(あらゆる機会をもって資金集めをしなければいけないオーストラリアの現状です)


コンサートっていっても在学児童ですから、レベルはやはりオーストラリア。
「キラキラ星」程度と思っていただければ・・・。
エレキギター&ドラム、ダンス、フルート、ファイファ、サキソフォン、リコーダー、ピアノ、チェロ、バイオリン、などなど楽器の種類は豊富。
はんなもバイオリンで「チャイニーズ バンガーズ」という楽しい曲を演奏しました。
担任の先生がたまたまピアノが上手だったので、伴奏も頼みました。
大勢の前での演奏でちょっと焦って間違ったところもあったけれど、なかなか良かったよ。


一番良かったのは、サキソフォン
グイシャン(モンゴル族の友達)の息子アンダが演奏したのですが、6年生なのに、「cooking with Gas」by K Bailey という楽しいジャズを立派に吹いてました。終わってから「あの子はアナタの息子ですか? 素晴らしい」なんて他の親御さんからもかなりほめて貰ってました。


あとは、リコーダーが結構上手だったかな。


スクールオーケストラがおかしくて、バイオリン3名、フルート6名、リコーダー4名、パーカション2名、ピアノ、クラリネット1名、サキソフォン2名で構成されている。
それでも、なんとか曲ができるから先生も苦労してるよね。


何をしてもレベルがかな〜り低いオーストラリア。
何事も「フォー ファン」の精神ですから。
でも、今回のコンサートは聞いている私たちも楽しかった。
やっぱり音楽はいい


オーストラリアの小学校には音楽という教科は存在しません。
個人で音楽を習わない限り、一生五線譜なんて読めない子はいっぱいいるはず。
学校によっては音楽に力を入れたい、というところもあって楽器を貸してくれたり、
学校内に先生に来ていただいて、(有料)授業の一環として扱ってもらえることもありますが、それも個人の希望次第。
日本のように誰でもがある程度なんでも教えてもらえるというのは世界でも稀なんでしょうね。
予算があるということと、向上心のせいかな? (でも音楽なんて大嫌い、という種類の人々には大変だよね)


来年はきっと詠美も出る、と言うにちがいない。彼女のレベルでも十分立派なものだとわかったからね。