3月23日;

記念日



 Popoと協子ママはあいかわらず送り迎えや保育や料理に忙しく過ごしています。ポールは学校の帰りに歯医者に行きました。レントゲンを撮るときはいつもの歯医者ではなく、そのための別の場所に行く。分業らしい。ゴンゴンは穴を一つ掘って(土が固く粘るので一仕事)、レモンの樹を植えたのが唯一の労働。風邪が完治しないので、という立派な理由があります。あとは昼寝したり、犬の散歩したり、オーストラリア在住の仙人です。
 午後エブンは昼寝しないので叱られて部屋に入れられ、ママとポポは買物に行ってしまいました。エブンは怒って騒ぐうちにドアを中からロックしてしまい、救出しようとしたゴンゴンはちょっとあせりました。携帯電話でママに開け方を教わってやっと開けて、さて困っているところにちょうど詠美が帰ってきて上手になだめて寝かしてくれました。さすがママ姉さん。
 夕方西空(北を向いて左側)を見上げると上弦の月でした(円周部分が左下で、弦が右上)。いま日本ではどのように見えるのでしょうか? 互いにほぼ足の裏を向けて立っているのだから上下が逆さに見えるのではないかと思うのですが。
 夜はみんなで街のタイ料理屋「イムタイ」に行きました。ポールと協子の結婚14年祝いです。子供たちに聞かれても二人とも日にちが怪しいので、ゴンゴンがかつて子供たちに渡した家族日記抄録を調べて3月23日と確認しました(「記録は記憶にまさる」)。トムヤムクンその他タイらしいよい味でした。デザートの果物つきアイスクリームがリッチでみんな満足。   (G)
 

3月24日;

図書

 今日の労働はみかんの植樹。 
 午後 大学図書館に行って一回り見物、なかなか立派です。学生はおとなしく勉強している。見物のあと、でたらめに取り出した本を2時間ほど読みました。John Buchanという見たことも聞いたこともない著者の文芸評論みたいなもの、1926年刊。たとえば、Walter Scottを通俗的で文章が下手だという人もいるが、そんな欠点を十分補う素晴らしさがある、などなど、中身はどうでもよろしい。お祭りの屋台をひやかして欲しくもないポップコーンを買って食べるみたいなもので、ポップコーンはどうでもよくてお祭りの中を歩くのが主題なのです。
 目を休めるために外の芝生の日陰で休む。鳥(Magpieとかピンク色のインコとか)のほかにウサギが1匹草を食べていた。少し離れて掌くらいの小さい子供ウサギが3匹で跳ねてふざけていた。Popoの車のお迎えでPaulと一緒に帰りました。Popoは大学構内で飼っているカンガルーの写真を撮りました。   (G)