ワイナリー&工場見学

日曜日は隣村にある小さなワイナリー(「whyworry」というふざけたような?名前)へ行ってランチを食べてきた。
同じ大学に勤める日本人の先生ご一家と、その妹さん(日本から遊びに来ている)と一緒。

朝は小雨だったのに、午後には良く晴れて、気持ちよくガーデンを見ながらのBBQとなりました。
300グラムのステーキにサラダ、ポテト、パンがついて25ドル。オーナーのおじさんに「芋がおいしい」といったら気前良く追加してくれました。芋は「チョコレートミント」というハーブといっしょにボイルするのだそうです。
ワインも地元のもので、私はなかなか美味しいと思いました



☆☆☆


月曜日の今日は息子を保育所に預けてから、またしても昨日と同じ隣村へ行ってきました。ここからの工場見学は父が書いたほうがいいでしょう。省きます。


☆☆☆ここから父筆(以下Gとなっているときは父、それ以外は私。実にわかりづらいが、文体の違いで筆者がばれるでしょう)

牧場地帯の真ん中の小さな町Armidaleよりさらに小さな隣村Urallaに私の専門の鋳物工場があるとはびっくりでした。しかも意外にもPaulがその会社から依頼研究を受けているので、見学に連れて行ってくれました。20人足らずの小さな工場ですが、銘板作りでは世界一です(ただし自称)。一番多いのが西洋式のお墓の表面に貼り付ける碑銘で、そのほか会社の玄関の脇に掲げる表示板など、考えてみれば販路は広そう。金属の板に故人の名前や会社の名前などが浮き出ており、多少の飾りもつきます。重みがあり、格調高く、風雨にさらされても長持ちするという点で銅合金鋳物の特長がよく生かされます。
何がむずかしいかというと、すべて一品生産で文字もデザインも一つずつ違うことです。下手をすると手間がかかり、お金と時間がかかってしまう。ここPhoenix Foundry社はこれを、インターネットにより世界を相手に広く受注すること、コンピュータによる手際よいデザイン、光硬化樹脂による模型の自動作成、スタックモールディング(多数の鋳型を重箱式に重ねておき、溶けた金属を樋を通して一気に注ぐ)による多品種一挙鋳造、など多くの工夫で解決して成功しています。しかし、ひとつずつ仕様がこまごま違う製品を間違いなく作るのは容易ではなく、間違いを防ぐための情報処理が大切。そこでコンピュータの専門家Paulの出番になるのです。鋳造技術上の問題はあまりなさそうでしたが(残念?!)、興味深い見学でした。礼子、協子も興味深く見学しました。案内してくれた体躯堂々たる女社長と別れて、帰途はオーストラリア人はなぜあんなに太るのかを主題に議論が弾みました。  (G)

女社長と会社の銘板


☆☆☆



で、工場見学の後はアーミデールに帰ってきて、町のカフェでランチ。フランス風のカジュアルなお料理。
その後、近くのコーヒー屋で一服。(子供がいるとゆっくりできなかったので、今日はいいチャンス、と私はウヒヒでした)
そこのケーキが美味しかった。
そして、町を歩いたので、もちろん、私と母は買物。
その後、息子を拾って、家に帰ってきて、息子はそのまままた庭で遊ぶ。父、付き合う。


町ではもみじがはじまっている


父、疲れたのではないか? 

****  弁舌不自由ー行動力旺盛の恵文を観察しながら遊ぶのはじつにおもしろくて、ぜんぜん疲れないのだ (G)****



母、夕食作ってくれる。




そんな二日間でした。