ポール出張

今日からポールはバーサストというところへ出張。
アーミデールに負けないぐらい田舎の大学町です。ここから600キロ離れています。
飛行機だとものすごく高くつくので、レンタカーを借りて、大学院生1人を道連れに出かけました。ご苦労なこっちゃ。

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最近は軽い仕事とはいえ、週3回は仕事をして、ついでに教会のお手伝いなどして、適度に息抜きして、などで忙しい。

幼稚園での仕事は、なかなかいい勉強になっている。
人数は少なくないし、男の子が圧倒的に多いのだが、どういうわけか、とても穏やかな空気なのだ。
声を張り上げる先生が全くいないし。

理由を考えた。

1)ものの配置がうまい。保育用語で環境設定という。子どもが好きなコーナーで思う存分遊べるように、コーナーに十分な遊び物がある。それぞれのコーナーがお互い混ざってしまってごちゃごちゃになったりしないように工夫してある。片付けが簡単にできるように、整理しやすくなっている・・・などなど。もちろん、それだけのことができるスペースもあるんだけれど。

2)保育時間の配分がゆるやかではあるが、決まっている。ルーティンによって落ち着きが生まれる。

3)絵本の読み聞かせを小グループごとにやっている。このことにより、適した本を選べるし、うるさくならないで集中させることができる。

先生自身に聞いてみたところ、「保育室をオープン形式にしているのが我が園の特徴である。多年齢保育は遊びを豊かにするし、またスペース確保ができる」なのだそうです。

では、この幼稚園でちょっと足りないなと思うこと。

それは、冒険心とかエキサイトメント。
以前勤めていた幼稚園では、↑がとても大事であった。
いきなり予告無しに鶏を飼ってきて教室に放してから、鶏の絵を描かせる、とか何かを作ろう、となったら子どもたちを連れて店まで一緒に材料買いにいってしまったりとか。
その分、失敗するとすごいカオティックになる危険もあった。
とにかく毎日がドラマティック。

どちらがいいとは言いがたい。

ただ、先生としてはこっち(オーストラリア)の方が楽だなあ、と思う。

自分の子を入れるのはどっちがいいか?

わからない。子どもの持ち味次第だな。