詠美はよ〜く考えるともうそろそろ9歳だ。
時々、難しいことを話すようになってきた。
「季節は3ヶ月ずつ四季があるんだ。1から3、4から6、ってなっていて、それは時計と似ているようね。15分ごとに4つに分かれている。」
「惑星がひとつ減ったんだよね。プルートが惑星じゃなくなったってねえ。」
「地球の軸はちょっと曲がっているんだよ」
「スプーンのへっこんでる方はどうして顔が反対に映って、裏は普通に映るんだろう。」
などなど。
親は、まだ彼女はちいさい子供、と思っているので、これといってこれらの会話を豊かにするような準備が全くない・・・。
知り合いの環境学の研究者はフィールドワークに子供(詠美と同じ歳)を連れて行く。水質調査を子供に手伝わせるのだそうだ。ブッシュを一緒に歩いて、色々教えてあげるんだって。
なんか、知的な刺激をしっかり与えてる親って、尊敬だね。