フェアウェル

詠美のお友達がパースへ引っ越すことになった。クラスでお別れ会をするというので、ランチにみんなでシェアできるデッシュを持ってきてという。彼女のお気に入りが「ラミントン」ということで、スーパーで買ってきた。チョコレートケーキの上にココナッツの粉がかかってるやつね。こんな甘いものでいいのか・・・きっと他の子もランチと言われたってマフィンとかしか持ってこないんだよね。

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ポールはシドニーに日帰り出張。私はジムへ行き、ついでに大学でちょっとした手続きなどしに行ったが、またまたまたまた、慣れたとはいえ、ここまでよくもと思うほど、仕事が適当である。私が提出している書類を全く読んでいないのだ。クレームをつけたら、正直にその人「読んでませんでした」と白状するところがもぉ、、なんていうか、、。

ポールも私もこういう点がオーストラリアで一番ダメなところだ。まあ、だからポールみたいな外からきた人も、私のような英語のまだまだの人も働く機会があるというもの。言葉以上に物事をスムーズに迅速に運ぶということが歓迎される職場があるからね。
ポールの仕事場はかなり財政難で人員カットなどきびしい。わざわざ友達が電話してきて、教えるクラス数を沢山とっておいたほうがいいよ、とアドバイス。しかし、ポールは無理しなくても平均以上のクラスを教えている。「いやあ、自分じゃ沢山教えている気がしないんだけど、なんだか沢山教えているらしいんだ」だそうだ。
内容はともかく、論文もこつこつ書いているし。香港、日本で激務?に耐えてきたから楽に感じるんだな。5時には仕事を終えて帰って行く人々を見てポール「本当に5時にかえるんだよなあ、慣れないな」。

オーストラリア人も苦しい時代に入ったと感じる。がんばり、というなじみのないことを迫られているからね。